【実車レビュー】元ボクスター乗りがフェアレディZ(34)をレンタカーした感想
最近の車関係の話題の中のひとつに、日産の新型フェアレディZが注目されています。
そこで、現行型はどんな感じなんだろう?と思い、レンタカーでじっくり乗ってみましたので、その感想でも。
比較する車
私の元愛車である、ボクスターと比べてみようと思います。
("元"の意味については、いずれ記事を書く予定です)
日産レンタカーで6時間レンタル
この手のスポーツカーは小ぢんまりとしたレンタカー屋が貸し出していることが多く、お店に入るのにちょっと心構えが必要だったりしますが……日産レンタカーは全国チェーンなのでとっても気軽にレンタルできます。
ノートやエクストレイルを借りるのとそう変わりません笑
身分証明書の提示や保険の説明など、よくある説明を受けてすぐに出発です!
ファーストインプレッション
名古屋駅前を出発し、高速道路に乗って三重方面へ。
まず初めに感じたのは、圧倒的なトルク!
ボクスターと比べると、めちゃくちゃ速いです……😮
ご覧の通り180km/hスケールのメーターなのですが、これは間違っています。
踏み込めば180km/hなんてあっという間、リミッターがなければいとも簡単に300km/hまで到達するでしょう😲
ボクスターは高回転まで回してナンボで、Z34は低回転からどんどんトルクが溢れてくる感じ。
そしてボクスターよりも静かで、優しい乗り味でした。
たしかにスポーツカーなのですが、GTカー寄りな性格ですね😄
V6自然吸気エンジンのサウンドが心地良き
Z34のエンジンはVQ37VHRという型式で、正直あまり期待してはいませんでした。
乗る前は「ポルシェの方が良い音だろうし、日本車だから静かで物足りない感じでしょ?」という印象を持っていました🙄
……が、実際に運転してみてびっくり!いい意味で裏切られました。
まずは音について、とにかく重低音が響き渡ります。
伝えるのが難しいですが、ドゥルルルルル……と微振動と共に体の芯に入ってくるような感じで、とっても気持ちいいです😍
ポルシェの乾いたサウンド、直6やV10の透き通った高回転サウンドが好きな人にはウケないと思います。
でも私は正直ハマりました!V6エンジンってこんな迫力ある重低音を出せるんだ……と。
そして何よりも、自然吸気エンジンでしか出せない音であることに間違いなかったので、これは現行型の大きな魅力のひとつであると思います😄
ワインディングは踏み込めない
6時間のレンタルということで、高速道路から山坂道まで色々なシーンを走ってみたのですが。
ワインディングではアクセルペダルを踏み込んでレーシーに走りを楽し……めないのがモヤモヤしました。
というのも、パワーがありすぎてすぐオーバースピードになってしまうからです。
アクセルペダルをハーフぐらいまで踏みながら、低~中回転のトルクでぐいぐい峠を登っていく感じでした。
普段ロードスターぐらいの車格の車で、ワインディングをアクセル全開でブンブンいわせながら走るのが大好き!という方は、ペダルを踏め切れないストレスに耐えられないかもしれません。
やっぱり国産スポーツカーは大人しい
他に気になった点として、ゆっくり走っている時が静かすぎる……というのがあります。
Z34はスポーティーな走行をしている時は、V6エンジンの重低音サウンドが車内に響き渡り、スポーツカーに乗っているぞ!というのを感じられて素晴らしいのですが。
街中を流れに乗って走っていると静音性が高すぎて、まったく音がしないわけではないんですけど……よくできたスポーツセダンに乗っているような感覚です🤔
例えばマツダ・ロードスターやボクスターは、ゆっくり走っていても適度にエンジンサウンドが聞こえてきて、うっとりすることができるんですけど……Z34はそれがない。
スポーツカーなら、もっと音を聞かせて欲しい!うるさくていい!と素直に思いました🙄
まとめ
もうすぐ新型が登場しますが、Z34は今や貴重なV6自然吸気エンジンを積み、圧倒的なトルクと迫力あるサウンドでぐいぐい走る!……そんな魅力あるスポーツカーでした。
個人的には、もっと評価されるべき1台だと強く感じました。
いい意味で昔ながらの乗り味で、アメリカンな雰囲気もして、これが400万円台で手に入るのはお得だと思います😀